HARADA'S STAFF

スタッフ紹介

H.M.さん

やりたいのは「洋服と共に生きる」仕事。ショップも縫製もプロフェッショナルを目指す。

ワークフィッター防府店 H.M.さん

広島で販売職を経験されて、山口に戻ってHARADAに出会ったのですか?

そうです。文化服装学院を卒業してセレクトショップなどで販売職も4年経験して、実家に帰って、もうアパレルでは仕事できないだろうと思っていたのですけど、「あれ?ここにこんなオシャレな建物があったっけ? セレクトショップ?」と目を惹いたのがHARADAの本社でした。

社屋は大きなビジュアルメッセージになりますね。 それがファーストコンタクトですか?

そうですね、それでHARADAを調べ、ハローワークでは求人が出ていなかったのですが、ショップスタッフでは募集を更新するということをきき、面接をうけることになりました。

運とタイミングは大きいですね。 分野は違っても販売経験と服飾関係ということで出会いが生まれたのでしょうか?

でも、それが思ってもいなかった展開で…販売職と思って応募したのですが、面接で履歴書を見た社長に「ミシンが使えるなら販売半分、縫製半分ではどうでしょう?」と提案されて、東京デザイン室のパタンナー・木谷祐介さんが型紙と布を送ってくださってそれを縫製するという『実技試験』も加わったのです! 縫製は実際の現場でないと知らない技術もあり、継続してやっていないと忘れていたりなかなか向上しないものです。例えばポケットひとつでも色々な形があるじゃないですか。場所や形によって最適な縫い方があるんです。学校を卒業して久々だったので、必死で何とかかたちにして提出をして合格、となりました。制作実技やそれの送付なども時間がかかって、合格をいただくまで2ヶ月弱かかったのでドキドキでした(笑)

しっかりと縫製の基礎を学んだ、そこが三浦さんの強みになったのですね。

もちろんショップでもパンツの裾上げやその他ミシン作業は多いのですが、これからOUCが成長するにつれて、社内で縫製に対応できる人間をもっと育てたい、ということだと思います。 ですから今は防府店のショップ勤務をしていますが、東京の木谷さんからサンプル制作分のパターンが送られてきて、課題として縫製を勉強しています。技術向上のための通信教育です(笑)でもその課題が、もうとんでもなく難しいんです。しっかりした製品は、高度なプロの技術で裏打ちされているのだなと改めて勉強しています。

縫製の勉強もしながらのショップの方のお仕事はいかがですか?

販売といっても、レディースとメンズでは全く違いますし、作業服ですし、工具などもたくさんあるので、覚えるしかないです。お客さまも、女性は色々迷うけど、男性は決断が早くてパパッと帰られますし、作業服や現場関係の目的に応じた商品をあらかじめ決めて来店されることが多いですから、接客のスピード感覚は今までとまったく違います。 商品知識の勉強は、スタッフの先輩に聞いたりカタログを読んだり。工具メーカーの方が月1で回ってこられる機会がありますので、その時を使って商品説明を聞いて質問したり、緊急のことはメーカーさんに電話をして聞いたりして、日々対応しています。防府、周南、下関の各店舗のスタッフとも、月1回は集まって会議がありますので情報交換しています。お客さまご注文確認の時に連絡を取っていますし、他店のスタッフとも結構コミュニケーションはしているんじゃないかな。

H.M.さん

今まででこれは困ったな、ということはありましたか?

1度お客さまに怒られたことがありました。一括注文の商品で、メーカーから聞いていた納期よりも遅れたことがあって、その遅れるという連絡が店舗にきていなかったので、お客さまにお伝えするのが遅れたんです…そこは謝るしかないですよね。それで、届いたら最短で渡せるように裾の丈上げも手配して、通常では1週間かかるネーム入れを刺繍屋さんに頼み込んで、特別に1日であげていただいて…なんとか最短で渡せました。 お客さまには最初はキャンセルするといわれ、お渡しする時も「もう次は頼みません」とか言われたんですけど…うれしいことに、また今年の夏もご注文いただけたんです。「ああよかった」とほっとしました(笑)

聞いているだけでドキドキです。 では嬉しかったこと・楽しかったことのエピソードはありますか?

毎日の中で、お客さまが帰られるときに「また来ます」という言葉をいただくことです。「ああよかった」といつもうれしく感じますね。 楽しい事は…スタイリッシュでカッコイイ商品がどんどん増えています。それらが入ってきてディスプレイ等をしていると、気持ちが上がりますね(笑)

H.M.さん

やはり根っからの洋服好きですね! では今後HARADAでどのような仕事をしていきたいですか?

もう少し縫製技術を身につけたいです。今は販売半分縫う方半分という形で、これが今後どのような形になるのか正直わからないのですが、今は貴重なチャンスをいただいたのだと思っています。 木谷さんはめちゃくちゃスゴイ縫製技術をもっておられるのですけど、そのレベルには全然いけてなくて、もう学ぶことばかりです。店舗でもOUCのサンプルを私が縫えるようになりたいですが、そこまでいくにはまだまだ長くかかりますね(笑) OUCのお客さまは、デザインや品質にこだわりを持たれている方が多いと思いますのですごく難しい。木谷さんはしっかりとした縫製技術に基づいたパターンを起こしておられて、本当に師匠です。