スタッフ紹介
次の時代は、真摯に本質を追求する一流だけが残ると思います
1963年広島生まれ。前職は広島市大手百貨店の高級紳士服部門で成績トップを誇る接販売兼MD。「仕事を支える服」に興味と可能性を見いだし、HARADAへ入社後、本社経営企画部部長としてHARADAの哲学とスピリットを発信する。2020年2月、OUC事業スタートアップマネージャーとして東京オフィスへ異動。コロナ禍という非常事態の中、「HARADAの知性派」が見据えていた未来は。
マルチなプレーイングマネージャーである理由
東京オフィスマネージャーとして2020年2月に赴任しました。私のミッションはひとつには、営業の強化、もうひとつは経理などの支店統括業務になります。
営業面では、若手だけではなく年長者が営業同行することで、OUCの将来性革新性に安心感をプラスできればと体制を整えました。
徐々にデザインラボや生産管理部門も整い、東京オフィスはチームとして取り組み方のペースがつかめてきました。現在、私はデザインワークにも参加しています。コンサルパートナーがヒアリングしたお客さまのご要望を、グラフィックソフトでビジュアルにします。デザイナーは手書きのデザイン画が描けますので、内容や段階に応じてビジュアル制作を手分けしています。
私自身が以前から心しているのは「一流の企業になりたい」ということです。これはいわゆる大企業の意味ではなく「立ち振る舞い」や「知識」「品性」などがある、という意味の「一流」です。信用できる、信頼感がある、というのはこの「一流かどうか」が大きいのではないでしょうか。
前職での経験やHARADAでも、私は多くのすばらしい方にお会いして感銘を受け「自分もそのような人間になりたい」と常に考えてきました。人間対人間も企業対企業でも同じではないでしょうか。
この1年半で、私たちOUCチームは、確実に成長しました。メンバー個々が、モラルや社会、組織に対する考え方など仕事の根底にある姿勢を、自分の意志として持つことができはじめたように感じています。
「OUCに任せればいいものになる」という「一流」になるように、「これでいいのか」「どうするべきか」と常にフィードバックして力を付けていく、そんなチームでありたいと考えています。
HARADA・プロフェッショナル
私は「デザインはあくまでも過程である」と捉えています。
お客さまが「作りたい」デザインをそのまま作るだけなら、他社でもできます。OUCならではの「それ以上の価値」を創ることが私たちの存在価値なのです。
私たちがユニフォームデザインで実現したいのは、「お客さまの未来へ向けて、社員やその家族、ステークホルダーの皆様が幸せになるユニフォーム」です。そのためには、いつも社長が言われていることですが「お客さまへの真摯な真心と情熱」で、ぶれないでそのゴールを追い続けることが大切です。
2021年7月、あるメンテナンス会社500人のユニフォームリニューアルプロジェクトが実現しました。この案件も、先方のプロジェクトチーム8人の方と徹底的にコンセプトワークを重ねました。「なぜ替えるのか?」「替えてどうなりたいか?」「安心安全に働きたい」「人を採りたい」「モテたい」「気持ちよく働きたい」「プライド持ちたい」…様々な想いをぶつけ合い、目指す姿を明確に共有して固めていったのです。
そのプロジェクトが無事終了したとき、リーダーの方が「今回、本当にいいチームができました。完成記念にメンバー8人で山口本社に行きたいと考えています。私たちのユニフォームを作ってくださったのがどんな人でどのような会社なのか、みなさんにお会いしたいのです」と言ってくださったのです。大変驚くと共に、ユニフォームは想いが通じる、「人と人、関係性を作る」というメディアだと、心から喜びがわき上がりました。
TOKYOから未来へ、実現したいこと
実は「青山でOUCショールームを出したい」んです。作業服の会社が多くある日本橋界隈ではなく、ユニフォームの世界をトップアパレルと並んで発信したいなと。ユニフォームのポテンシャルはもっと発揮されて良いと思います。
具体的にこれから実現したいのは「パターンオーダーシステム」の構築です。パターンやカラー、機能などのメニューを充実させることで、膨大な組み合わせが可能になります。それをネットでオーダーできるようになると、今は価格やロットでハードルが高かった中小企業や個人企業も「5〜10などの小ロット」「短納期」で個性的な自分たちのユニフォームが可能になります。
これはユニフォーム業界で待ち望まれている画期的・革命的なシステムです。
というのは、オーダーユニフォームが小規模チームまで普及すると、現場の「視認性」が飛躍的に向上するからです。大型建設現場はジョイントベンチャーが多く、大手ゼネコンがたくさんの下請け建設業を集結させて監督をしている。その現場でどこの会社の人が何をしているのかが判りやすくなるのは、事故防止や進行管理に大変メリットが高いのです。
このように、オリジナルユニフォームには現場作業的にも心理的にもとても高いニーズがあります。働く人が、企業が、安心安全で幸せになる業界初のこのシステムを、実現させたいと考えています。
アフターコロナの時代、「本質でないものは必ず見透かされる」と私は思っています。日本の屋台骨を支えている製造・建設・運送業界に従事されている方々は、地域・社会に必要不可欠な仕事にも関わらず、その仕事の重要性があまり認識されていません。OUCは未来に向けて、「お客さまがどうすればHAPPYになるか」…このミッションを追い続けていきたいと思っています。
ON&0FF・タイムテーブル
家族は広島で、私は単身赴任の生活です。朝は6時過ぎに起床し水を1杯飲んでスイッチオンにします。出社は7時半くらい。出社したらまず「トイレ掃除」をします。これは私の「トイレ掃除がちゃんとできる人間になりたい」という信念で、メンバーには「私の趣味だから」と担当にしてもらっています。次に経理や会計の処理。朝は電話やメールがなく集中できるので一番仕事効率がいいのです。他のメンバーが9時半頃に出社し始めて、10時から始業になります。午前中はデザインワークやミーティング、オンラインセミナーをチェックしたりもしています。午後は営業同行が多いでしょうか。帰宅後は簡単な食事であとはゆっくり。就寝前30分の読書がリセットタイムです。
家族には「定年まで東京にいる覚悟だから」と理解してもらい、「さあこれから色んな新しい人に思いっきり会って、コンサートや演劇などライブなど”新しい体験”をするぞ!」と意気込んでいたのですが、赴任した途端にコロナ禍となりほぼどこへも行けない毎日になってしまいました。私の人生の目的は「他者に出逢うこと」共に生きていきたい仲間や誰かに出会うためで、これからは対策をとりつつチャンスを見つけて行きたいですね。今は、月に1度「東京の名建築探訪」をしています。見事な建築物に出逢う、これも大きな刺激になっています。